自転車のスリックタイヤがひび割れしてしまう原因を考えてみました

ゴム製品は少なからず時間とともに劣化します。

自動車にしても自転車にしても、タイヤの原料はゴムです。

ゴムというものはやっぱり少なからず劣化するものです。

日頃、ガレージや屋内で保管しているわけではないので余計に劣化のスピードが早いです。

それは、僕の自転車だって例外ではなく劣化が見られます。

でも、自転車のタイヤの限界点ってどこにあるのでしょうか。

今は特に問題がなさそうですが、やっぱり気になるものです。

クロスバイクのスリックタイヤが劣化してしまいまいた

タイヤ交換をしたのは大体1年前くらいの話になります。

劣化スピードは非常に早いなと感じています。

こんなものかと思いつつも現在の写真をアップしておきます。

タイヤはシュワルベというブランドのコジャックという銘柄です。

自転車タイヤのブランドとしては有名なので、ゴム質が悪いからという原因はあまり考えにくいです。

エア圧は適正値にしていますので、空気圧過多によるヒビ割れでもありません。

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SCHWALBE KOJAK(シュワルベ・コジャック)

サイドウォールの部分とトレッド面の境目が全体的にひび割れしているのが分かります。

タイヤの構造の問題なのかもしれません。

左右で少し差はあるものの、ひび割れしている箇所はだいたい同じです。

一部は深くひび割れしています。

自転車のタイヤだということを考えると、少し不安にも思います。

とは言っても、内部にはチューブがあるタイヤなので空気が抜けてしまうことはありません。

正面から見れば、ずっとタイヤに沿って円周を描くように、きれいなヒビのラインができています。サイドウォールと地面に接するトレッド面が分離してしまいそうな気もします。

その他にも多く亀裂が入っていますが、先ほどと同じでエア抜けは一切ありませんでした。

なぜひび割れが起きるのかを考えてみました

ネットで調べたことも加味して、いろいろ書いてみます。

1つ目は、ゴムという材質そのものの性質劣化。

柔らかかったゴムは経年劣化で硬くなってしまうものです。

しなやかさがなくなることでひび割れしてしまいます。

輪ゴムは、古くなったり、繰り返し使っていると引っぱった時に切れてしまいます。

公園の遊具などで使われている中古タイヤに塗装したものは、経年劣化でカチカチになっています。

2つ目は、紫外線による劣化。

ゴムは紫外線にはとりわけ弱いため、紫外線によるダメージを大きく受けます。

また熱による劣化もあるかもしれません。

ふつうタイヤは黒色、ということは余計に熱を吸収しやすいのです。

3つ目は、掃除した時に塗っていたタイヤワックス。

ゴムに塗るんだからなんでも一緒ではないかと勝手に判断して自動車用の製品を使っていました。

本来、タイヤワックスは塗ると滑るので、トレッド面には塗らないのが基本です。

でも、僕は2ヶ月に1回くらいの頻度で塗っていました。

ひょっとしたら、そのワックスが原因かもしれません。

僕のクロスバイクは屋外の屋根付き駐輪場に、カバー等をかけることなく保管してありました。

現在は日の当たらない階段の下に保管してあります。

きっかけは駐輪場でのトラブルでした。

そして、4つ目はタイヤブロックがまったくない構造上の問題。

街乗りの自転車で使われるブロックのあるタイヤではあまり見かけないトラブルだと思います。

以前はサイクル自転車に乗っていたことがあります。

タイヤは今のものとは比べ物にならないくらい格安のものでした。

そんなタイヤでもこれほどのひび割れは見たことがありません。

ブロックがないことで、トレッド面に与えるダメージが大きくて、ひび割れが発生してしまうのかもしれません。

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このようにしてタイヤは作られる

自転車タイヤの製造について書かれたサイトは見つけられませんでした。

自動車タイヤメーカーのGOODYEARのサイトを参考にさせてもらいました。

GOODYEARのサイトから引用したものです。(リンクはこちら

自動車と自転車のタイヤで異なるところはたくさんあるはずですが、それでも見ていくと参考になります。

サイトによると、タイヤは3つの部位に分けて作られるとのことです。

  • トレッド
  • カーカス
  • ビードワイヤ

そのまま自転車のタイヤに適用すると、今回のひび割れの場所はゴムの繋ぎ目は存在しないことになります。

しかし、図面の通り、構造上ではゴムがぐっと曲げられている場所になります。

そうすると一定の割合で「たわみ」が頻繁に発生してしまい、負荷が生じているのは明らかです。

ちょうど、図の中で赤い矢印でマーキングしてある箇所になります。

知らず知らずのうちにちょっとしたひびが少しずつ大きく、広がってしまったと考えるのが自然です。

【まとめ】ひび割れがひどい場合は交換した方がいい

今のところエア漏れだとかは発生していません。

あくまでもチューブがあるタイヤだからこその恩恵なのかもしれません。

多分、これがチューブラータイヤだったら、やはり乗っていて怖いはずです。

もちろん、どんなステージで使われるかにもよります。

僕は通勤ユースなので、タイヤにそれほど負荷はかかっていないはずです。

例えば、よく言われるようにダウンヒルなどタイヤに負荷を掛けながら走るのであれば、タイヤ交換はすべきです。

転倒してケガをしたり、車体に傷をつけてしまうくらいであれば、予防は必要です。

記事を書いた人

ちゃおんぱむ

いろいろなことに興味を持つようにしています。

趣味は、レース・自転車・旅行・食べ歩きなど。オフの時間帯はだいたい家族サービスとブログ作成に奮闘。

twitterはこちら( @ciaonpam

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