翌日のロードバイク通勤のためにエアを入れておこうと思って、少しの距離を引いていたら一定の間隔でシュッ、シュッと音がした。間違いなく何かが干渉しているような音で不快極まりなかった。翌日の通勤をロードで行くかどうしようか迷っていたところ、調べてみたら思ってもいない箇所からの異音だった。今回の経験は非常にプラスになったと思っている。こんなこともあったと備忘録的に残しておく。
前回のライド後のトラブル
つい最近、会社からロードバイクで帰宅をして段差を越えようとフレームを持ち上げたところ、フロントタイヤがホイールごと外れてしまったのだ。軽いとはいえ、10kgくらいあるものを「ヨイショ」と持ち上げようと思って軽く力んだのだが、抜けるような感覚になり、最初は何が起きたか分からなかった。

以前、サイクルベースあさひクロスバイクを購入した時に、スポーツ自転車のタイヤはクイックリリース1つで簡単に脱着ができる分、走行の際には注意が必要だと言われたことがある。その時のことがパッと思い浮かんでしまった。

ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツ自転車に乗られる方なら既にお分かりかと思うが、やはりクイックリリース部分の緩みに起因するものだった。初心者ぶりが際立っており、自身としても本当に恥ずかしいものだった。
なお、写真のクイックリリースは、まだきちんと締める前の仮止め状態である。


思いがけず発生した今回の異音トラブル
ブレーキ回りからの異音ではないかと疑った
ロードバイクを引いていた時に定期的にシュッ、シュッ、と小さな音がすることに気付いた。漕いでいない状態なのでチェーン周りではないはずなのに、どこからなんだろうかとしばらく様子を見ていた。
クロスバイクの時に同じようなトラブルがあって、その時はVブレーキのシューがリムに時々干渉していて、そこから発生する異音だった。

上から覗いてみると、確かにクリアランスの違いがはっきりしていた。ただ、シューが当たれば多少引っかかって減速するような感覚も発生するだろうし、なにより光を当てながらよくよく覗くと干渉していないのが分かった。振り出しに戻ってしまった。
自転車を引くと発生する異音だった
ロードバイクを引いている時に異音が発生するということは、基本的に動きのある箇所。ということは、タイヤだとかチェーンだとか、そういった駆動系周りの所かなと素人ながら推測していた。
いろいろ見まわしていくと、1か所だけ変なところに気が付いた。タイヤがフレームに干渉していた。ここから異音がしていたのだ。

写真を見ても明らかに擦っているのが分かるだろう。ホイールの振れ幅によって干渉していたり、していなかったりで異音の有無があったのだろうと思われる。
異音の発生原因はリアホイールの緩みだった

結局、先日のフロントホイールの緩みに続き、リアホイールも緩んでいたのだった。同じように整備をせずに、同じように走っていたのだから、両方緩んでいても不思議ではない。
前後輪ともに走行中に外れなかったのは奇跡
ロードバイクなので考えにくい部分もあるが、段差だとかちょっとした負荷をかけた時に車輪が脱落していてもおかしくなかっただろう。
難しいのは、どれくらいの力でクイックリリースを締めるのかということだろう。きつ過ぎればホイールは引っかかるし、緩すぎれば今回のように脱落しかねない、シビアなところである。
いろいろなサイトで書かれている話題なのだが、一番分かりやすいと思ったサイトがあったので、引用という形で紹介・掲載しておく。
何はともあれ、日頃から愛車のメンテナンスというか走行前点検の大事さを痛感させられる出来事だった。