少し前の話になりますが、戴き物をしました。
東京にある村上開新堂というお店のクッキーでした。
頂戴するまでは、村上開新堂という店がどんなお店なのか全く知りませんでした。
受け取ったときの率直な感想はずっしりしているなといものでした。
手で楽に持てるサイズのクッキー缶のわりに、重たいのです。
いままで、こんなクッキー缶を手にしたことがありません。
さらに調べてみたら、とんでもなく貴重なクッキーだったということが分かったので少し紹介させていただきます。
村上開新堂ってどんなお店なのか
東京都千代田区にお店が構えられています。
千代田区と聞くと、政治経済などいろんな意味で日本の中心にあたるのかなというイメージが先行します。
皇居があるのも千代田区ということで、都外の人から見れば高級感がハンパないものです。
村上開新堂は、もとはフレンチのレストランから始まったお店のようです。
予約さえ入れれば、お店で素晴らしい料理が堪能できるわけではありません。
既存のお客さんの紹介がなければ足を入れれないお店です。
一見さんお断りのお店なんです。
今回戴いたのは、そのお店が出しているクッキー。
ふつうなら、単純に「あ、クッキーか」と思うかもしれませんが、そのクッキーも既存のお客さんの紹介がないと買えないクッキーなのです。
どこかのサイトには皇室御用達とも書かれていましたが、非常に貴重な商品なのです。
同じ名前のお店が京都にも存在します
インターネットで「村上開新堂」と検索すると、2つのお店がヒットします。
東京にあるお店と、京都にあるお店です。
たまたま偶然なのかなと思いましたが、念のためリサーチしてみました。
東京の村上開新堂、京都の村上開新堂とそれぞれのホームページを見てみました。
村上家は奈良町時代より京都に移り、宮中に奉仕します。明治天皇、遷都の際、光寿(清太郎の父)は引き続き宮内省に奉仕しました。明治21年、常宮御降誕に付、高輪御殿引き払いに際し同時に御用済みとなります。(清太郎とは、京都村上開新堂の初代)
村上開新堂(京都)ホームページより引用
清太郎は明治4年に皇居内にて産まれ、後に伯父の村上光保(東京開新堂の初代)に西洋菓子の製造を教わります。村上家の発祥の地である京都に戻り、明治40年9月15日に寺町二条、現在の地に西洋菓子舗として開業しました。
創業者が血縁関係にあると書かれていました。
明治時代から続く非常に歴史のあるお店なのです。
東京で伯父さんに教わって、京都で西洋菓子店をスタートさせたということは、東京のお店の方がベースなんですね。
京都の村上開新堂は東京とは違って一見さんでも購入できます。
でも、東京と同じく非常に人気の店なので予約しても、実際に購入できるのは結構先になるらしいです。
村上開新堂のクッキーを実際に開封しました
戴いたクッキー缶を実際に開封してみました。
しおりが同封されていました。
レストランに来たような上質な紙が使われています。
先入観か、ひいき目かもしれないなと、自分でも思わず笑ってしまいました。
持った印象としては非常にずっしりしています。
むしろ、ずっしりし過ぎていて中身がクッキーとは思えませんでした。
包装紙を開封するとシンプルなピンクの缶が出てきました。
ちなみに今回戴いたのは0号缶というサイズです。
ラインナップの中では一番小さいものとなりますが、それでもボリュームは十分すぎるほどでした。
3~4人くらいでお茶請けとして戴くには十分ではないでしょうか。
缶をあけてみると、非常に丁寧に包装されているなと印象を受けます。
持った時の印象と同じで、中身はこれでもかというくらいクッキーが詰め込まれています。
種類がすごく多くて、どれを食べようかとワクワクします。
日頃からこういった上品なものを頂いているわけではありません。
名前を見ても何が何だか分からないのが感想です。
1つ1つ丁寧に焼かれている印象
手に取ってみると、1つ1つ丁寧に焼かれているんだろうなという印象を受けます。
ユニークな模様のクッキーもいくつかありました。
ラインナップを見ると、缶のなかに27種類ものクッキーが入っています。
全部、1つ1つ美味しく頂戴しました。
【まとめ】素晴らしい一品なので気になる方は是非サイト訪問を
村上開新堂 東京
村上開新堂 京都
気になる方は是非どうぞ。
とは言っても、楽天もAmazonも値段がふつうではないのであまりお勧めできません。
本当は直接購入するのが理想なのですが、買えないので仕方ないって感じかもしれません。
おいそれと簡単には買うことのできない商品ですが、充実の一品です。
記事を書いた人
ちゃおんぱむ