居酒屋えぐざいるに登場する若手人材を見て感じた会社での人材育成の課題

初めての開催から10年を越えた居酒屋えぐざいる。

毎夏、お台場の特設ステージ(2021年以降は横浜山下ふ頭)で開催されているイベントです。

名前くらいは聞いたことがあるという人も多いかもしれません。

EXILEを筆頭としたLDHに所属するグループ、アーティストが登壇するイベントです。

歌とダンスを披露したり、各メンバーの考えたフード・ドリンクを楽しみながらファンが集う場です。

ツアーとは少し違ったイベント構成です。

今回はイベントの内容の記事ではなく、人材育成という視点で見てみました。

居酒屋えぐざいるは2回目の訪問

僕が初めて居酒屋えぐざいるに行ったのは2018年夏でした。

2019年も会社の夏季休暇に合わせて遊びに行きました。2日間の参加です。

昨年は18時ごろに会場へ、今年は少し早めの15時ごろに会場へ。

イベントの基本的なコンセプトにはほとんど変わりがありませんでした。

場所は大きく4つに分かれています。

  • 飲食ができるテーブルスペース
  • メンバーが登場するセンターステージ
  • ミニゲームを楽しむスペース(カプセル&縁日)
  • 物販エリア(グッズやお土産など)

2019年の入場料は1人1,900円と少し割高感もあります。

昨年度より、すこし値上げしたような気がします。

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居酒屋えぐざいるは若手の知名度を上げる場

現在一線級で活躍をしているアーティストより、最近デビューした若手グループがよく登壇します。

おそらく、LDHの企業戦略なのでしょう。

ベテランを起用すれば確実に安定感はあります。

ただ、長期的には若手人材の登用も必要なのです。

失敗してもいいから、経験を積ませて、成長への土壌を育んでいく必要があるのです。

とはいっても、新人に荷物を背負わせすぎもダメで、新人とベテランの登用のバランスが求められます。

事務所としての線引きは、フード・ドリンクメニューを担当できるかにありそうです。

顔や名前が連想されないようでは担当する意味合いも希薄になります。

売り上げも期待できないからです。

(参照:居酒屋えぐざいる 10th フードメニュー & ドリンクメニュー

この記事を書いたときは、リンク先は居酒屋えぐざいる10th開催時の飲食メニューでした。

2021.4.12現在では次回イベントのメニューに更新されています。

人材育成において立ちはだかる壁

LDH所属アーティストの大きな特徴として挙げられるのがマルチな活動をしていることです。

歌、ダンス、演技だけに限らず、他のアーティストとのコラボレーション、プロデュース事業、また飲食事業やアパレル事業を手掛けるという人もいます。

本当に多才な人が勢ぞろいしているなと思います。

他の芸能事務所よりも人材育成に関しては、幅が広いと感じています。

1つのことだけに特化させるのではなく、マルチにこなせる人材育成。

これこそがLDHという事務所の強みで、変化の激しい世の中にはマッチした手法です。

個を見ていても飽きることがありません。

一般企業としても参考にすべき点ばかりです。

個人や会社の業績が落ちた時に、新たな活路を見出せるのは幅広い視野で見ることです。

1つのことしかできない人より、何でもテキパキとこなせる人のほうが使い勝手のいい人材です。

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会社において参考にすべき点

居酒屋えぐざいるだけでは測れませんが、後輩愛や先輩に対するリスペクトは十分参考になります。

また同じグループ内での仲間意識や帰属意識も非常に高いものがあります。

僕は以前、新卒採用・育成を担当しており、その関係で相談を受けることがあります。

扱いにくい「若者」、退職しやすい「若者」、考え方が全然違う「若者」。

これらは、上司・先輩の視点にしか立っていない典型的な評価だったりします。

若年層をどう育成するかは課題ですが、指導のあり方だけでなく、自分の考え方についても俯瞰的に見なければいけません。

育ってきた環境や時代が違うので、考え方が違って当たり前です。

若年層は、身近なところに尊敬できる対象がいるかいないかでモチベーションが変わります。

僕自身も同じ考えを持っています。

この人について行きたい、こんな人になりたい、と思える対象の存在が大切なのです。

居酒屋えぐざいるに2日訪問した感想

運よく2つのグループのステージを見ることができました。

  • BALLISTIK BOYZ(バリスティックボーイズ)」(2018.4月結成)
  • PSYCHIC FEVER(サイキックフィーバー)」(2019年結成)

1年前に、バリスティックボーイズのステージを見ました。

全国巡航を経て、トークの力や場の盛り上げ方は格段に上手になっていました。

一方、サイキックフィーバーはまだまだこれからだなと感じるところがありました。

高校生がいたり、マルチな才能を持つメンバーで構成されているので、活躍が楽しみです。

どんな組織も厳しい環境で活躍させてみれば、人は成長していくもの。

上司として勘違いしてはいけないのが、ただやらせるだけではNGということです。

目を離さずにアドバイスしたり、本人に考えてもらう習慣を身に付けてもらうことも大切です。

人は成長スピードがそれぞれ違います。

成長曲線が遅い人でも、切り捨てずに気長に育成していけば、将来的には逆転なんてことも十分あるのが、人材育成の面白いところかもしれません。

進化するスピードも実は、上司がカギを握っているのだと言えます。

【まとめ】物事の裏側を考えてみるのも面白い

今回は、居酒屋えぐざいるを裏側から考えてみました。

有名人を見れて楽しかった、フードメニューが美味しかったといった短絡的なものではなくて、仕事に通ずるものがないかということを考えてみました。

LDHは戦略が本当に上手だなと思います。

ファンとしてではなくて、社会人の1人としてです。

真似できる、できないはもちろんありますが、何か1つくらいは参考にしたいものです。

記事を書いた人

ちゃおんぱむ

いろいろなことに興味を持つようにしています。

趣味は、レース・自転車・旅行・食べ歩きなど。オフの時間帯はだいたい家族サービスとブログ作成に奮闘。

twitterはこちら( @ciaonpam

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