色々な要因で転職も視野に入れている筆者がよく利用しているのは、やはり転職エージェントです。一般的な転職サイトにも登録はしていますが、応募申し込みの数だったり、求人票閲覧頻度、全体的な利用頻度としては圧倒的にエージェントが多いです。4つの転職エージェントに登録していますが、感じたことを素直に書かせていただきます。
現在、登録・利用しているエージェントは4社
それぞれの社名を書いてしまうとレビュー的なものにも繋がってしまうため、今回は避けます。筆者が登録をしているのは、大手の会社ばかりなので、情報量やサポート体制にそれほど大きな差はないのではないかと思っています。
なお、登録はしてあっても積極的に応募していないエージェントが1社あるので、実質3社のエージェントを利用させてもらっていることになります。
うち2社は求人メディアを自社で運営しており、人材派遣事業や紹介事業を行ってます。HR事業会社としては非常に大手の会社です。1社は、メインが人材派遣領域の会社です。3社とも、現在所属している会社の業務の中で接点のある(あった)会社になります。
4社のエージェントに登録して感じたこと
ストレートに言えば求人案件自体に大きな差はありません。もっと直球で言えば、どこのエージェントでも95%くらいの割合で同じ求人票が出ているのではないかと感じるくらいです。
ごくごくたまに独自の求人案件も見かけるますが、残念ながら基本的にはどこのエージェントに行っても同じなのです。
採用する立場から考えれば、実は当たり前のことだったりします。募集をする会社から見て、1社のエージェントだけでは、いい人材が引っ掛かってこないだろうと簡単に予想が付くから、会社側も掛け持ちするのです。
通常の募集形態であるメディア掲載は掲載課金タイプとなります。その分、いろんなところで募集広告を出せば、出す分だけ広告費がかさむ形になります。
しかし、エージェントは成果報酬型。会社によって細かな違いがあるのかもしれませんが、基本的には複数のエージェントに依頼をかけるでしょう。何社に依頼したところで、採用者が1名であれば経費は変わらないのです。
基本的には想定年収の1/3の成果報酬ということで求人メディアに掲載をするよりも相当値が張ってしまうのも事実です。
エージェント各社でいろんな差がある
複数のエージェントに登録する意味はここにあるのではないかと思っています。登録する人は、決して5%の独自の求人案件狙いで各社に登録するわけではありません。
個人的には(3社)3名の担当の方と日頃、やり取りをさせてもらっていますが、本当に大きな差があるなと感じることがあります。日頃、仕事でも関わりがある業界だからこそ余計にそう感じるのかもしれません。
紹介してくれる求人案件、聞き取り確認、カウンセリング・面談と言うべきか電話でやり取りするだけでも「この人はちょっと…」「この人とはウマが合わないかもしれない…」とインスピレーションを感じることがあります。
履歴書の書き方に対するアドバイスは担当アドバイザーによる差はないと感じます。志望動機だとか、資格をどうするか、それくらいの違いだけです。
しかし、職務経歴書は違います。担当アドバイザーによっても指導が全然異なるのです。時系列的に書いた方がいいという人もいれば、キャリアごとに書いた方がいいという人もいる。あとは、自分がどのアドバイザーを信じて書くかということになります。
どのドクターのいうことを信じて治療に専念できるか、と同じで、どのアドバイザーの言うことを信じて転職活動を戦っていくかということになります。
複数登録は必須、アドバイザーは相性
担当アドバイザーは期間限定で付き添ってくれるだけという会社が多いはずです。エージェント側もあくまでもビジネス、成果報酬をもらえないような転職希望者と長く付き合っていくメリットは全くないということになります。
同じアドバイザーがずっと伴走してくれるなんてことはまずありません。
登録するエージェントを1社だけに決めて、転職活動を進めていくことは非効率だと言えます。少なくとも最初は、複数のエージェントに登録をして、より良いアドバイザーとの出会いに期待したいものです。
複数の担当者に応募書類をブラッシュアップしてもらうことで、きっといい応募書類が完成するはず、面接のスキルも上がっていくものだと筆者は思います。
転職活動を進めていくなかで最終的に1社に絞るのと、最初から1社に絞って転職活動を進めていくことって全然意味合いが異なります。
いずれにしても、自分にとっていい形で転職活動を進めたいものです。
記事を書いた人
ちゃおんぱむ