車をこすってしまったと家族から聞きました。
まとまった時間が取れたので、自分でやってみようと思いました。
思い返せば、自分の車ですら傷はほとんど直したことがありません。経験はゼロに等しいです。
自分ではうまくできないだろうという先入観もありましたが、とりあえずチャレンジしてみました。
悪い意味で参考にしてみてください。
作業ポイントは鏡面&特殊色&初経験
ポイントは3点でした。
- 鏡面反射のボディ
- パールのような少し変わった塗装色
- 自分の経験がない
偏見かもしれませんが、軽自動車とはいえ塗装技術もすっかり良くなりました。
最近は鏡面のような綺麗な車が多く、凹んだり、傷ついてしまうとよく目立ちます。
今回、手直しをする車はパープルで、光の反射や角度によって色合いが変わります。
擦りキズのようす
車種はワゴンR、キズの写真を何枚かアップしておきます。(フロントバンパー右側)
ボディを見れば、まだ塗装はきれいに残っています。
平面のモノに擦ったような感じで、傷自体は浅く、広範囲に均一に広がっています。
負荷が掛かって、割れたのはほんの一部。ひどい損傷はなく、比較的綺麗な状態です。
一緒に戦ってくれた小道具たち
タッチペンは小キズ直しによく使われる小道具として知られています。
実際に使ったことのある人は多いはずなので、もはや説明不要ですね。
まずは初めての人でも使いやすいタッチペン。
今回は特殊なカラーということで、通常色と上塗り用のものが2本必要でした。
いつもは手作業で塗ることが多いですが、今回はスプレーでのブロータイプを選択しました。
使ったことがない僕には不安材料しかありませんでした。
広範囲にわたる補修が素早くできる点では、非常に高い作業効率でした。
製品紹介のVTRではマスキングはいらない、少し離して直接スプレーするだけと言っていました。
でも、やはり少なからず飛沫は飛ぶだろうなと思って、念のため用意しておきました。
今回用意したスプレータイプの商品です。タッチペンを取り付けて、ペンの内部の塗料がスプレーに乗って飛ぶという画期的なアイテムです。
書いてある通り、小キズやほんの一部のスポットに使用するのであれば使えるかもしれません。今回の対象の車のように広範囲のキズには弱いのかもしれません。
初めて使うので余計にそう感じるのだと思いますが、製品自体の構造はあまりしっかりしておらず、長期間保存していたらガスが抜けてしまうと思います。
スプレー缶のガス抜けの問題もあるだろうから、長期保存ではなく使い切るほうがいいです。
アタッチメントへの取付は非常に簡単でした。
手順を間違えてしまったのかもしれない
塗装作業の基本であるマスキングは一応施しておきました。
マスキングテープの上にスプレーがかかっている様子を見ると、やはりマスキングは正解でした。
スプレーをした表面に細かい凹凸ができてしまい、鏡面のような輝きはなくなってしまったのです。
写真では分かりにくいですが、くすんでしまったのです。
左側のザラついた面はスプレーで補修をしたときにできてしまいました。
右側の波打った面は手作業で塗ったときにできてしまいました。
スプレーをかけるとザラついてしまうことは、ある程度理解しましたが、やっぱり上手く行きませんでした。
鏡面までいかなくても、少し反射くらいはさせたいと、コンパウンドで磨きましたが効果はなし。
一部の箇所をサンドペーパーで磨いてみましたが、最終的には再び下地が顔を出すだけで、こちらも全く効果はありませんでした。
ネットで調べたところ、僕の方法は根本的に間違っていることが分かりました。
遠くから見れば、光の加減では綺麗には見えるのですが、やり直しをすることにしました。
不足していた1つの工程
スプレーで吹き付ければ、スプレーダスト(と呼ぶらしい)によるザラツキが残るのは当然。
そのザラツキを解消するのが「ボカシ剤」と呼ばれるものです。
詳しいことは分かりませんが、スプレーした表面をシンナーで溶かして滑らかにする感覚です。
もっと早く見ておくべきでした。「 Holts 」の公式サイトにも書いてあります。(リンクはこちら)
ボカシ剤の使用に関しては改めて書かせていただきます。
業者に依頼すれば数万円かかるものを5,000円以内に抑えるのですから、クオリティは低いです。
そのなかでもなんとか良くしたいと思っているので、もう少し努力してみます。
【まとめ】スプレー補修にはボカシ剤が必須アイテム
塗装スプレーで補修するとスプレーダストが付着してしまいます。
そのダストを滑らかにして表面をきれいにしてくれるのがボカシ剤です。
ボカシ剤なしでは綺麗には補修できません。
その後、ボカシ剤を使ったリベンジの様子は別の記事をお読みください。
記事を書いた人
ちゃおんぱむ