鏡面ボディ車の擦り傷はDIYで直すことができないのかもしれない

しばらく前にこすってしまったと聞いた家族の車のキズ。久しぶりに時間ができたので様子を見たかったのと、ちょっとした手直しを兼ねて、自力でやってみようと思った。サーキットを走ることがそれなりに多かった筆者だが、自身の車の擦り傷についてはほとんど直したことはない。よほどのクラッシュであれば、ASSYでパーツ交換をしてもらったことはあるが、用途が用途だけに、直しても無駄だと思っていたからだ。また、自分ではできないだろうという先入観もあった。今回、自身の所有する車ではないのと、初めてのやり方で手直しをするのと、両方のプレッシャーがあったが、とりあえず着手してみた。悪い意味で参考にして欲しいと思い、記事にした。

ポイントは鏡面ボディ、特殊カラー、初経験

鏡面みたいに反射をする、パールとまではいかないが少し特殊な色の車だったことが一番のポイントではないかと思っている。

偏見ではないが、コストをあまり掛けていない軽自動車とはいえ塗装技術もすっかり一世代前とは違うのかもしれない。

最近は鏡面みたいな綺麗な車が多く、少しでも凹んだり、傷がついてしまうと悪い意味でよく目立つ。そんな車が増えた気がしてならない。

今回、手直しをする車はパープルで、太陽光の反射や見る角度によっては色合いがだいぶ変わって見える。

ということは、既に完成しているものに素人が手を加えることで、バランスが大きく崩れてしまうのだろうなと素人でも容易に想像がつく。

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実際の擦りキズの写真

実際の擦りキズの写真を何枚か出しておく。

擦り傷

パープルのボディを見れば、まだまだ塗装が現役だと感じる。

ちなみに車種はワゴンR。

擦り傷

写真はフロントバンパー右側になる。

なめらかな平面のモノに擦ってしまったようで、傷自体が非常に浅く、広範囲に渡って均一に擦れてしまっている。

負荷が掛かって割れたのはほんの一部だけ。ひどい損傷ではなく、比較的綺麗な状態を保っているのが不幸中の幸いとも言える。

バンパーが他の部分を押してしまって…ボディが浮いてしまっているなどといったことも一切ない。

素人と一緒に戦ってくれた小道具たち

タッチペンは小キズ直しによく使われる小道具として知られている。実際に使ったことのある人も相当多く、もはや説明不要だろう。

擦り傷直し

まずは色々なメーカーからたくさんのラインナップのあるタッチペン。

今回は特殊なカラーということで、通常色と上塗り用のものが2本必要だった。

タッチペンを手作業で塗ってもいいかなと思ったが、車の持ち主のススメもあり、スプレーでのブロータイプを選択してみた。

今まで使ったことがない筆者にとっては不安材料しかなかった。

しかし何事も経験、とにかくやってみようと思った。

のちに書くが、今回の出来栄えとしては全然満足していないので、やはり選択肢が間違っていたのかもしれないと思っている。

ただ、広範囲にわたる補修が一気に出来る点では、非常に高い作業効率だったのは確かだ。

店頭で見かけた製品紹介のVTRではマスキングはいらない、そのまま少し離して直接スプレーすればいいと言っていたが、少なからず飛沫は飛ぶだろうから一応用意はしておいた。

擦り傷直し

今回用意したスプレータイプの商品。

タッチペンを取り付けて、ペンの内部の塗料がスプレーに乗って飛ぶという画期的なアイテムだ。

擦り傷直し

書いてある通り、小キズやほんの一部のスポットに使用するのであれば使えるかもしれない。

今回の対象の車のように広範囲のキズには弱いかもしれない。

擦り傷直し

初めて使うので余計にそう感じるのだと思うが、製品自体の構造はあまりしっかりしておらず、長期間保存していたらガスが抜けてしまいそうな感じだった。

擦り傷直し

スプレー缶のガス抜けなどもあるだろうから、長期保存ではなく使い切ってしまった方がいいかもしれない。ただし、これだけの容量があると使い切るのは、正直難しいかもしれない。

取付自体は非常に簡単だった。

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手順を間違えてしまったのだろうか

今回、塗装作業の基本であるマスキングは一応施しておいた。

擦り傷
擦り傷

マスキングをした上にもスプレーがかかっている様子を見ると、やはりマスキングは正解だった。

しかし、一番の問題はこの次だった。

冷静に考えれば当たり前だが、スプレーすることで塗装面は細かい凹凸が出来て鏡面のような輝きはなくなってくすんでしまった。

写真では分かり辛いが、実際に近くで見れば、もっとよく分かる。

擦り傷

左側のザラツキ面はスプレーによる補修をした時に出来たものだ。(写真の真ん中辺り)

右側の波打った面は手作業で塗った時に出来たものだ。(ちょうど黄色いスマホケースのミニオンのイラストの辺り)

スプレーの性質的なものはある程度理解していたので一部の施工にとどめておいて良かったのかもしれない。

擦り傷直し

鏡面まではいかなくても、ある程度反射するように、この後でコンパウンドで磨いたり、コンパウンド入りのワックスで磨いたが全くといっていいほど効果はなかった。

ちなみに一部の箇所をサンドペーパーで磨いてみたが、最終的には再び下地が顔を出すだけで、こちらも全く効果はなかった。

擦り傷直し

今さらの話だが、ここでネット検索してみたところ、自分がやった方法が根本的に間違っていることを理解した。

擦り傷直し

遠くから見れば、表面上は綺麗には見えるのだが、やり直しが必要となることを覚悟した。

あとで調べたら工程が1つ不足していたらしい

そもそもスプレーで吹き付ければ、スプレーダスト(と呼ぶらしい)によるザラツキが残るのは当然のことのようだ。

そこで、そのザラツキを解消するのが「ボカシ剤」と呼ぶものらしい。

詳しいことは分からないが、スプレーで施した表面をシンナーで溶かして滑らかにするような感覚らしい。

もっと早く目を通しておけば良かったと思ったのが、今回購入したカラータッチのブランド「 Holts 」の公式サイトだ。何事も、前段取りが必要だと改めて感じた。

ボカシ剤の使用に関しては別途、記事にしたいと思っている。

施工業者に依頼すれば数万かかるものを、たかだか5,000円に届かない金額で何とかしようとしているのだから、クオリティは低いかもしれない。

ただ、低いなりにも見栄えを良くしたいと思っているので、もう少し努力してみたい。

今回のDIYではクオリティは諦めかけていた。

最終手段として板金塗装をしてくれる店に持って行こうとも思っていたが、もう少し待つことにした。

次回、ボカシ剤とコンパウンド、サンドペーパーを使ってそれでも改善されないのであれば、最終手段を考えたいと思う。

【まとめ】スプレー補修にはボカシ剤が必要

塗装スプレーで補修するとスプレーダストが付着してしまう。

そのダストを滑らかにして表面をきれいにしてくれるのがボカシ剤だ。ボカシ剤なしでは綺麗には補修できないのでお忘れなく。

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