2019年の話題ですが、ナゴヤドームでの三代目JSBツアーに参戦しました。
セットリストや、内容の評価についてはファンの方が運営するサイトに委ねます。
今回は少し冷静な視点から、いつも考えていることを書いてみました。
ストレートな話、ツアーはなぜこんなに儲かるのかということについて書きます。
本題に入る前に少し前提知識から
有名なアーティストほど、ツアー(コンサート)は大きな会場で行われるものです。
入場料収入、収容者数など、広い会場を選ぶことで自由が利くからです。
「念願のドームツアー」・「のべ来場者数〇〇万人」、こんな表現をよく聞きます。
ここ数年は奥さんとGENERATIONS、三代目JSB、EXILE THE SECOND、そしてEXILEと4つのグループのツアーに定期的に遊びに行ってます。
スケジュール的な面から名古屋開催のみですが十分楽しんでいます。
入場料は大体12,000円前後、会場のキャパは2会場で違います。
その会場ごとに長所短所あって好きです。
2~3day開催、物販や飲食エリアがあったり、カプセル(ガチャガチャ)エリアなんかもあります。
カプセルはメンバーのグッズが出ますが、ランダム出現なので余計に射幸心をそそります。
お目当てのキャラクターが出るまで回し続ける、なんて人もよく見かけます。
数日間で動く金額の試算
一体どれくらいのお金が動くのか、簡単にではありますが試算しました。
大体こんな感じなんだろうと、お読みいただければと思います。
50,000人来場だと仮定してみます。
入場料収入だけで10,000円×50,000人=500,000,000円(5億)
次はグッズ購入ですが、その金額は人それぞれです。
ツアー定番アイテムのタオル(2,100円)とフラッグ(500円)で2,600円。
Tシャツ(3,100円)メンバープロデュース商品など(2,000円相当と換算)を買えば1人あたり7,700円。
ツアーに来れない人の分を代理で買う、抽選でチケットが当たらずグッズだけ買いに来る人を考えて、あえてそのままにしました。
グッズ収入は7,700円×50,000人=385,000,000円(3億8,500万)
ガチャについては、ひとそれぞれです。
大体5回くらいは回すだろうという予測のもと、500円×5回=2,500円。
2,500円×50,000人=125,000,000円(1億2,500万)
大まかに合計しても10億1,000万円となります。
ちなみにナゴヤドームの貸切は、土日祝日だと1日あたり11,660,000円(2021.9.5現在)。
会場設営やリハーサル等で数日貸切として、人件費や機材等を加味しても利益は相当です。
引用 ナゴヤドーム公式HP
お目当てのメンバーはなかなか出ない
ツアーでは毎回カプセルを引いていますが、お目当てのメンバーはなかなか出ません。
人気メンバーは低確率、そうでないメンバーは高確率で出現します。
引きの弱さもありますが、同じ経験ばかりしているのでおそらく誰もが同じことを思っているはずです。
人気メンバーのグッズは出現率が低く、欲しがる人も多いのでプレミア化してします。
オークションサイトや会場周辺では、高額で販売している人を目にします。
本来は交換も禁止されているはずのなのですが…実際は隠れたところで行われています。
クジの引きは良くない方ですが、ある程度の母数を引いたので参考値として結果を出してみます。
RAISE THE FLAGのカプセル結果(15回分)
15回×500円=7,500円分の購入をしました。
狙っていた2人(登坂広臣、岩田剛典)は特に出現率が低いです。
オミくんは全く出ず、ガンちゃんはかろうじて顔写真のバッジが手に入りました。
レアな商品は高額取引される
今回はアリーナ席だったので、そちらに運を使ったと前向きに捉えておきます。
カプセルにつきものなのが同じグッズが出てくることです。
こればかりは交換などでうまく重複を避けるしかありません。
ただ、他の人もおそらく出現率は大きく変わらないので上手くいかないケースが多いです。
会場では交換や売買が禁止されています。
しかし、ネット上では特定メンバーのグッズが高額で売買されているのも事実です。
好きなメンバーのものを集めるのは気持ちがいいですが、ほどほどに楽しみたいです。
人気があればあるほど、ガチャでは簡単にアイテムが出てくれません。
簡単に出ないので、たくさんのファンが知らず知らずのうちにお金をかけてしまうのです。
【まとめ】コンサートツアーはダブルで儲かるもの
本日の記事は三代目JSBのツアー開催でどれくらい儲かるのかを考えてみました。
最近は不景気とは言われますが、大金が動くツアー会場では全く感じられません。
そういう業界が羨ましくも思います。
知名度があるからツアーが成り立つ、たどり着けるアーティストはごく一握り。
そう考えれば、ごく当然のことかもしれません。
ツアー入場収入だけでなく、グッズをうまく販売して大きな売り上げを作る。
そういった点では企業としては素晴らしい戦略を持っていると言えます。
記事を書いた人
ちゃおんぱむ