車の傷直しって自分でやるにはハードルが高いです。
先日、DIYで車の擦りキズの修復をしました。
実は今まで何度かチャレンジしたことがあります。
でも、スプレータイプだとどうしてもうまくできないのです。
いろいろ調べるとスプレーしただけでは、表面にスプレーダストと呼ばれる凸凹が発生するようです。
それを抑えてくれるのが、「ボカシ剤」です。
いろいろ用事があったのと、梅雨で悪天候が続いていてなかなかやり直しができませんでしたが、やっと天候に恵まれ、時間も取れたのでリベンジしてみました。
素人がスプレーで補修しても失敗するだろうという先入観
素人がスプレータイプで補修したって、うまく行かない。
そんな考えがあったのと、愛車の見栄えがさらに悪くなるのが嫌で、キズ補修はタッチペンでしかやったことがありませんでした。
過去記事にも書きましたので、お時間のある方はお読みください。
ちょうど1週間前に素人なりに挑戦してみましたが、失敗しました。
クオリティは相当低いと自分でも十分自覚しています。(画像のとおりです。)
スプレー補修だとザラザラが、タッチペン補修だと波打った跡が残ってしまいます。
調べると、最後にボカシ剤の吹き付けが必要だと知りました。
ボカシ剤は塗料を吹き付ける前後で2回使うという記事もありましたが、僕はスプレー吹き付け後の1回だけしか使っていません。
すべてゼロからやり直しの再スタート
まずは塗料落としから
前回、吹き付けた塗料をボカシ剤で全部落とすところから始めました。
ボカシ剤を多めに使ったのでボディ自体の塗料が取れてしまわないか心配でしたが、そういったトラブルは起きませんでした。
その後は簡易スプレーガンで塗装
こうして見てみると、バンパー上部の削れ具合が大きいです。
一方、下はほんとに軽く擦っただけの擦りキズです。
塗料の吹き付け量を変えなければいけないのだろうなということくらい、素人目線でもかんたんに予想がつきます。
前回との変更点は、塗料を吹き付ける補修スペースをとにかく大きくとったことです。
この知識もネットから取りました。
この点は、タッチペンの製造元であるHoltsの公式HPを参照にしてください。
今回は、ボカシ剤をきちんと用意しました。
僕は99工房のボカシ剤を使いました。
大容量の商品もありましたが、今回はそれほど広範囲ではないので、チビ缶タイプのものを用意しました。
ボカシ剤の活用
作業前の塗料落とし、2ヶ所の修復でけっこうな量を吹き付けましたが、それでも少し余ってしまいました。
せっかくなので、もう1ヶ所おまけで作業してみました。
こちらはマスキングなしでスプレーを吹き付けてみました。
黄色のバケツがボディに写っていますが、僕がスプレー修復した後は、全体的にくすみが生じてしまっています。
ボカシ剤が乾燥したあとで、市販コンパウンドでの研磨をしましたが、鏡面とは程遠い仕上がりでした。
コンパウンドでの磨きは3回実施しましたが、それでも出来ばえに変化はありませんでした。
前回紹介したコンパウンドが残り少なかったので、新しく買った99工房のものを使用しました。
最終的な仕上がりは自分には限界レベル
スプレーダストによるゴツゴツはあまり分からないレベルまでになりました。
タッチペンを手作業で塗った時に生じる波打ち痕もなくなりました。
パッと見の仕上がりはスプレータイプの方が上です。
ボカシ剤の使用で一番難しかったのは、その使用量です。
吹き付けすぎると液だれが起きたり、塗料が浮いてきてしまう。
少なければスプレーダストが残ったままになってしまう。
その加減は、実際に自分でやってみないとなかなか理解できません。
今回、一番気をつけたのは自分が移動しながらボカシ剤を吹き付けたことです。また、地の塗装と吹き付けた塗料の境目は特に丁寧にボカシ剤を使いました。
課題は鏡面にはならず、マット状のくすみが出たことです。
車の傷や修理痕なんて遠くから見ればよく分からない、とりあえず見栄えはあまり気にしないというスタンスの方にはオススメできます。
今回はあくまでも修理金額の方にこだわって、自分でやってみました。
綺麗な仕上がりを求めるなら専門店に行くべきです。
知人から教えてもらったウレタンクリア
知人から「ウレタンクリア」を使ってみたらどうかとアドバイスをもらいました。
ウレタンクリアがないと、きれいに仕上がらないようです。
また別の機会に挑戦してみようと思います。
また、コンパウンドでの研磨も相当努力が必要とのことです。
自分でやるのは難しいけど、けっこう充実感があります。
【まとめ】とにかくボカシ剤は必須アイテム
今回、スプレータイプの塗料を吹き付けて補修してみました。
スプレーダストの関係もあり、ボカシ剤は必須アイテムです。
使用するタイミング、使用量などコツが必要なので、いろいろと自身で経験してみるのが一番の近道だと言えます。
でも、やっぱりきれいに仕上げたいなら、お金をかけてプロにまかせる方が効率的です。
記事を書いた人
ちゃおんぱむ