マイカーに乗ると、軽い接触による擦り傷や凹み傷などの問題がついて回ります。
僕はもともと車が好きで、現在の愛車も含めて8台の車を乗り継いできました。
全てがサーキットユースではありませんが、擦ったり擦られたりした経験が何度かあります。
軽い擦り傷は、サーキットよりもどこかの駐車場の方が高かったりするかもしれません。
奥さんの車をDIYで修理しましたが、完成度が低く大変な思いをしたので記事に書かせていただきます。
素人DIYで使われがちなマテリアル
カー用品店で見かける塗装道具はスプレー缶がほとんどです。
小さな傷程度であればタッチペンで直す人も多いでしょう。
修復箇所や広さによって、スプレーやタッチペンは使い分けが必要です。
タッチペンは手軽に誰でも使用できますが、出来上がりのクオリティは全然物足りません。
補修範囲が広くなればなるほど、見栄えは悪いです。
求められる水準が高いスプレー缶
一方、スプレー缶は広範囲の補修には長けていますが、求められる水準は高いです。
上手く補修できれば綺麗に仕上げることができますが、素人が気軽に出来るものではありません。
今回使用したのはタッチペンとスプレーが一緒になった新しいタイプで、初心者にも扱いやすいです。
ただ、スプレーダストによるザラつきは隠しきれません。
スタート地点はここからでした。
最近の自動車は鏡面ボディが多く、素人による手直しはとても難しいものがあります。
最終段階として、ここまで到達しましたが、車体のくすみは隠し切れませんでした。
根本的に違うポイント
あるディーラーで塗装の担当をしている友人から聞いた話です。
プロフェッショナルの行う塗装と、DIYで行う塗装の大きく違う点としては、塗料を吹き付ける圧力の違いだといいます。
プロはコンプレッサーを使って吹き付けるため、基本的には圧力が均一です。
表面のざらつきも綺麗に抑えられています。
一方、DIYで使うスプレー缶は使い始めと使い終わりの圧力は当然ながら違います。
だんだんとガスが少なくなっていくので当然吹き付ける力も弱くなります。
また、ボタンを押す人間の力の強弱によっても、当然噴き出す力は大きく異なります。
そこが一番の違いだと言われました。
塗料自体の保管温度、調合、施工時期なども出来映えに大きく影響するようです。
やはり、数万円払って塗装してもらうプロの技と、3,000円前後でDIYで行う技では違います。
DIYで行う塗装の復習ポイント
復習ポイントです。
- 季節はできれば秋冬に行ったほうがいい
- ボカシ剤が必要になる
- できるだけ広く補修面を取ること
市販のものは失敗しても塗料を落とすことができるので、失敗を恐れずにチャレンジすることも上達への近道です。
記事を書いた人
ちゃおんぱむ