2020年1月に風邪をひいて発熱してしまいました。なかなか熱が下がらずに、病院にかかって、インフルエンザの検査を受けましたが、インフルエンザではありませんでした。1週間ぐらい熱が上がったり下がったりを繰り返していて、3回インフルエンザの検査を受けましたがいずれも結果は陰性。こういったことは初めてで、非常に戸惑ったものの原因がなんだったのか、未だにはっきりしていません。
2020年1月中旬から体調を崩しました
今、同じような症状になっていたら確実にコロナウイルスの検査を受けていたのだろうと思います。しかし、当時はまだコロナウイルスが爆発的な流行を見せる前で、国内には患者はほとんどいなかった状況だったと記憶しています。
最初に発熱があり、自宅の体温計で計ったところ38.5度ありました。
数年に1回の頻度でインフルエンザにかかっており、久しぶりにもらってしまったのかなと思っていました。熱発したのが、ちょうど日曜日だったこともあって、地元の休日夜間診療所へ駆け込みました。
インフルエンザ検査を受けたものの結果は陰性でした。頓服であるロキソニンと胃薬を少しだけ処方してもらって、しばらくの間、様子をみるということでした。症状が治まらなければ、週明けに病院に行くように言われただけでした。
1週間経っても快方に向かわなかった
その後も体温は、37~38度を行ったり来たりしていました。
発熱に関しては、ロキソニンを飲めば一旦平熱に落ち着くものの、夜間になれば結局ふたたび発熱し、嫌気がさすような状況でした。インフルエンザでもないのにこれだけ長引く風邪は初めてだったということもあって、職場近くの別の町医者に再度かかりました。
ドクターから、ここ最近の行動について確認があり、一番有力だったのは先月12月末に子どもと接触があったことだと言われました。その子ども自身も、筆者と会う数日前まで風邪を引いており、それがうつってしまったのではないかとのことでした。ここ数日、ひどく目やにが出たことから「プール熱」の疑いがあるとのことでした。
薬を抗生物質に切り替えてもらって、しばらく服用したところ、何とか熱は治まってくれました。
熱が治まってからは咳との戦い
熱は治まったものの、そこから酷い咳に悩まされることに。
病院処方の咳止め薬を飲めば、多少は症状が楽になるものの、睡眠中に咳込んでしまったり、温度変化の激しい場所を行き来したときや、お風呂などの蒸気が上がっているところに行くと激しく咳込んだりしてしまうのでした。
薬もきちんと飲んでいるし、日にち薬なので、ある程度の時間がたてば良くなるのではないかと思うことにして、市販の咳止めを飲みつつ放置したのがよろしくなかったようです。立っていられないほど酷く咳込むことはあまりなくなったものの、1日全く咳が出ないなんてことはありませんでした。
不安もあり呼吸器科にかかることにした
ちょうどその間に受けた会社の健康診断で異常が見つかってしまいました。胸部レントゲンで、上肺野に線状影が見つかってしまったのです。
ひょっとしたら肺炎を起こしているのではないだろうかと素人の見解で不安にもなり、隣町にある呼吸器科に通ってみることにした。いままで呼吸器科なんて通ったことがありませんでした。
健康診断の結果を持参して見せたところ、念のため胸部CTと呼気検査を受けることになりました。一般的に言われる精密検査です。
心配とは裏腹に、肺密度は均一で健診の際に見つかった線状影は問題がないとのことでした。これを聞いて少し安心しました。
呼気検査の結果に異常があった
呼気検査ってどういったものなのか
呼気検査は、正確には「呼気NO測定」と呼ばれているようです。NOは一酸化窒素、化学記号を声に出して唱えたのは、高校生の時以来ではないかと思っています。
それくらいの知識しかないので、体内で一酸化窒素が何に使われていたり、どんな役割を果たしているかなんて一切分かっていません。
非常に分かりやすく解説をしてくれているサイトがあったので、そこから引用させてもらうことにした。(佐藤寿一クリニック公式サイトより引用しました。)
呼気検査の方法
医学の知識がない筆者にうまく説明できませんので、リンク先である医療法人若葉会の公式サイトをご覧ください。(リンク先はこちら)
- 息を思いっきり吸うと、モニターの中の太陽が上がっていきます。
- 吸い切ったところで、今度はある程度の一定の強さで息を吐き続けます。
- 風船を持った女の子が岸を渡り切ったところで検査が終了となります。
モニター内の女の子が左右に移動している際中に上下移動するのはあまり良くないらしく、吐く力を一定にして女の子の高さがあまり上下しないように注意する必要があります。
呼気検査から何が分かるのか
喘息になると一酸化窒素の濃度が上昇します。喘息患者の気道には炎症が起こり、気道から大量のNOが発生するメカニズムなようです。逆を言えば、呼気検査でNOの値が上昇している人は喘息が疑われるということになります。
ちなみに日本人の平均値というか正常値が15ppbという値に対して、筆者の検査結果は40ppbと、倍以上の異常な数値でした。
咳喘息の疑いとの診断結果と治療
咳喘息は気管支喘息のようなヒューヒューという喘鳴は鳴らないタイプで、花粉、ハウスダストなどが主な原因として挙げられるようです。また、基本的にはタンは出ないことが多いらしく、筆者も同じでした。
治療としては吸入ステロイドのレルベア(14日間用)とモンテルカストの内服薬を処方してもらいました。ともに1日1回のみの服用となります。
咳喘息は長引くこともあるようで、早期の治療が望ましいとのことです。少しでも異常があれば、早目に病院に通われることをオススメします。
ちなみに筆者は本日現在で薬のおかげもあり咳は治まりつつありますが、長期的に診察を受けなければならず、さらに21日分の追加投薬治療を行うことになってしまいました。
咳が治まらないなら早めに呼吸器科へ
咳なんて、咳止めを飲んでいればそのうち治るなんて思っていましたが、大きな間違いだったようです。確かに治る場合もあるとは思いますが、あまりにもひどい場合は呼吸器科へかかることをオススメします。
咳喘息をなめてはいけなくて、症状がさらにひどくなると、喘息に変わってしまうとのことでした。自分の体調は自分自身が一番良く分かっていることなので無理は禁物です。
記事を書いた人
ちゃおんぱむ