健康維持のためにスポーツ自転車を始める人は多いです。でも、いきなりのロードバイクは敷居が高くて無理!まずはクロスバイクから始めてみてはいかがですか?
クロスバイクの世界に足を踏み入れると、ブランドの数が多いことに気付きます。初心者は、どれを選ぶべきか分からないもの。
そこで、初心者の僕が取ったクロスバイクの選び方を書かせてもらいます。
【結論】クロスバイク選びの1番のポイントは直感
結論から言えば、直感や好みで選んでしまえばいいです。
もちろん、メカニカルに関する最低限の知識はあった方がいいです。でも、それはある程度のレベルまでの話。必須ではありません。
直感や好みを大切にする理由はシンプルです。
この記事を読んでいる方は、ほとんどが通勤・通学、ちょっとした移動にクロスバイクを使って体を動かしたいと考えているのだと思います。
国内で流通販売されている一般的なクロスバイクには大きな特徴があります。
実際に店頭を見て回っても、そういったモデルのものばかりであることに気付くはずです。
ただし、店舗や会社によって取扱いブランド・おすすめのブランドは異なります。おそらく営業方針や代理店契約などの利害関係があるのでしょう。
クロスバイクを選ぶのに迷いすぎて、結局ネット検索してレビューを見るのですが、これがまた全く参考にならないのです。
「ブランド崇拝者」vs「批判ユーザー」の論争が起きているだけで信憑性に欠けるのと、書かれているクチコミは圧倒的にマイナス内容が多いのです。
- 日本製のパーツが使われているかどうか、どれだけ使われているか
- ディレイラーのグレード
- フレーム形状、フレーム特性
だいたい、こういったところです。
とくに初めてのクロスバイク選びをする人にとっては、有益な情報ではありません。
僕はブランドに対してこだわりを持っていなかったことと、競技ではなく健康維持が主な目的だったこともあり、直感と好みでクロスバイクを選びました。
初心者が気に入ったクロスバイク5選
試乗のできるイベントはたまに開催されていますが、基本的にはクロスバイクではなく、ロードバイク対象のものが圧倒的に多いです。
だから、乗り比べてクロスバイクを選ぶことは現実的ではありません。
ある程度の入手のしやすさやアフターメンテナンスを考えて、最終的に候補に残ったのは5つのクロスバイクでした。
- GIANT(ESCAPE R3):高いコスパを誇る
- GIOS(MISTRAL):Shimano製パーツの信頼感
- BRIDGESTONE(CYLVA F24):充実しすぎている盗難補償
- Khodaa Bloom(Rail 700A):魅力のMade in Japanブランド
- NESTO(Limit 2-K):最近知名度を上げている新ブランド
ロードバイクを買うべきかと悩みましたが、
- 程よい感じの通勤距離(片道約10㎞)
- パンクのリスク
- メンテナンスは基本的にショップ任せ
- 盗難に遭うリスク
いろいろ考えて、結果的にクロスバイクにしました。片道20kmくらいであれば、おそらくロードバイクを選んでいたでしょう。
ひとめぼれしたクロスバイク
先ほどの5つのモデルの中で、最有力候補はBRIDGESTONE(CYLVA F24)でした。
ところが、ネットを回遊していたところ、思いがけない形のクロスバイクを見つけてしまったのです。
最初は、なんか古臭いスタイルだなと思っていました。でも見れば見るほど、なんともいえない深い味わいを感じるようになっていったのです。
ホリゾンタルフレームと呼ばれる形でした。トップチューブと呼ばれる上部フレームが水平(英語でhorizon:ホライゾン)になっている自転車です。
人があまり持っていないものが大好きな変わった性格の持ち主なので、余計に惹かれるものがありました。
- フロントシングル(変速段数が少なく8段しかない)
- タイヤサイズが26インチ(かなり微妙なサイズ感)
マイナス評価だったところもいくつかありましたが、個人的な評価としては断トツの1番でした。
それが、Calamita(カラミータ)というブランドのciao(チャオ)というクロスバイクです。
実は、ciaoは当ブログのURLにも入っているワードです。
Calamita ciaoスペック表
チャオのカタログスペックは次の通りです。
- フレーム/フォーク素材 : クロモリ
- タイヤ : KENDA 26×1.5インチ
- ブレーキ : Vブレーキシステム
- メインコンポーネント : Shimano製
- ハンドル/ステム : KALLOY製
- ヘッドセット : VP製
- シフター : シマノSL-M310
- ブレーキレバー/ブレーキ :PROMAX製
- リアディレイラー : Shimano ALTUS(8段)
- クランク : フロントシングル 42T
- スプロケット : CS-HG41 11-32T
- シートポスト : KALLOY製
- サドル : VERO製
- チェーン : KMC製
- ペダル : WELLGO製
今回はインターネット注文だったこともあり、現物を見ることのないまま購入しました。実際に間近で見ると、ホリゾンタルのなんともいえない渋さがあります。
少し離れて見ると、タイヤサイズが小さくてフレームに対してアンバランスに見えなくもありません。
クロスバイクのタイヤは700Cが一般的ですが、チャオは26インチサイズと一回りコンパクトです。とはいえ、街乗り程度ならあまり不便さを感じさせません。
【もう一度結論】まずは自分の好きなクロスバイクを選ぶべき
クロスバイクは知識で選ぶよりも、自分の直感や好みを重視すべきです。好きなもの、気に入ったものの方が愛着にもつながります。
友人とお揃いのもの、個性を重視したもの、性能的にロードバイクと遜色ないもの、何でもいいんです。自分が愛着を持てるかどうかです。
長く乗っていれば、気に入らない部分は少なからず出てくるもの。そういったことも全部含めて、そのクロスバイクの個性なのです。
記事を書いた人
ちゃおんぱむ