採用がうまく行かないときは何か1つ変化を加えると成果が変わる

採用が上手くいかないことに対する相談を事業所の担当責任者から受けることがあります。

何が原因で「採用」が上手くいかないのかが分からない。

経済学で、需要と供給という話を聞いたことがあります。

結局、双方のバランスが取れていないからうまくいかないのだと僕は考えています。どんなことにも言えることですが、最初からうまく事が運ぶ、運び続けることなんてありません。

たまには思い切って、トライ&エラーをしてみてはいかがでしょうか。

【結論】採用がうまく行っても行かなくても変化は必要

採用がうまく行き続けることも、うまく行かない状況がずっと続くこともありません。定期的な「変化」が必要なのです。

採用は「生きています」。うまく行き続けることなんてありませんが、うまく行かない状況がずっと続くことはありません。

ただ、効果的な採用を進めようと思えば、やはり変化は必要です。

根拠のない無鉄砲な変化は必要ありません。

きちんと効果を考えた上での変化をつけるようにしましょう。

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まずは原因を探すことが大切

今回は「採用」というステージでの話です。

思ったように応募が来ない、採用できない原因は1つに尽きるのだと思っています。

「働く側にとって魅力がない仕事だから」。ここに尽きます。

仕事内容、待遇、会社の内容、魅力がなにかあれば人は自然と集まってくるものです。

3Kと言われる仕事は不人気です。

  • キツい(Kitsui)
  • 汚い(Kitanai)
  • 給料が安い(Kyuryo)

大変そうな仕事、内容の割には給料が安い、休みが少ない、そんな声を耳にします。

自分の労力を提供する割に合わない仕事ということになるのです。

人材派遣業界の話

僕は長いこと派遣だとか請負だとかといった人材サービス業界に籍をおいてます。

採用に関わっていますので、全体的に募集単価(おもに時給)が上がってきていることを実感しています。

でも、現実論として「時給水準を引き上げるのは派遣社員の待遇を良くするため」という考えではありません。

派遣単価が上がっている、上げてもらっているので、時給に反映できているだけです。

人不足に困る派遣先が、優先的に充足をして欲しいから派遣会社に払う金額を上げているだけです。

水準を上げていかなければ、より「人」というソースに困るので上げざるを得ないというわけです。

裏の強制力が働いているのです。

派遣会社にとっては、あくまでもビジネス。

より大きなお金を落としてくれる顧客と付き合うのは当然のことです。

付き合いのある派遣会社が、単価が低いのに密接な対応をしてくれるのなら、その会社はよほど将来性のある派遣先か、なにか別の理由があってお付き合いしているだけなのです。

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応募者の志向にマッチした求人案件か

働く側にとっては何か1つでも、メリットがあれば応募のハードルはぐんと下がります。

ライフスタイルの多様化が、仕事探しにおいても出てきています。

仕事は1日8時間、力仕事は男性の仕事、などと言われたのは過去のこと。

今はそういった時代ではありません。

手が空いている時間帯だけ働きたい、単発アルバイトだけで生計を立てたい、夜間や休日だけ働きたいなんて人の割合も増えてきました。

僕の知っている事業所でも、

  • 8時間勤務ではなく2~4時間程度で細かく分けて応募者を5倍近くまで伸ばした
  • 力仕事を細分化して女性もムリなく担当できる仕事を作って応募者を3倍近くまで伸ばした

といったことができた事業所もあります。

どういった仕事がどういった理由で求められているかをきちんと読み取らなければいけませんが、それができれば採用成功に近づくことができるのです。

ショートタイム希望の人にフルタイムの仕事をみせたところで、応募獲得は期待できません。

土日に勤務を希望している人に対して、平日の仕事をみせたところでマイナスの結果は予測できます。

また最近は職種よりも条件を優先するケースが多いです。

採用の場面でもトライ&エラーは必要

長いこと考えてから取り組むのではなく、まずは取り組んでから徐々に改善を図っていけばいい。

それがトライ&エラーです。

時間帯や出勤となる曜日を切り分けるにしても、まずは会社側の事情に合わせて切り分けていけばいいです。また、募集の給与を上げるにしてもいきなり大幅に上げる必要はありません。

採用をいちばん上手く進めるためには会社側がある程度譲歩して、求職者に合わせていく以外の方法がありません。そこが甘受できる会社にはプラスに働きます、それができない会社はそこまでです。

長期的に見れば間違いなく会社にとってプラスになるので、一度チャレンジしてみてください。

採用の成功も失敗も一時的

成功したからといって、ずっと続くわけではありません。

失敗したからといって、同じくずっと続くわけではありません。

そこに採用の難しさがあります。

成功したとしても、失敗したとしても、何か変化を加えて次に進んでいかなければいけません。

【もう一度結論】ときどきスパイスを加えてみることが大切

採用においてうまくいかない場合はいろいろ原因を探してみてください。

会社の目線ではなくて、仕事を探す人の目線に立った原因追求です。

また原因は1つでないことの方が多いです。

原因をつかんで、なにかスパイスを加えて変えることはもっと大切になります。

同じことを、ただ続けるだけでは必ず停滞してしまいます。

無難を求めるのであれば話は別ですが、変化を加えないことは長期的に見てあまりよくありません。

記事を書いた人

ちゃおんぱむ

いろいろなことに興味を持つようにしています。

趣味は、レース・自転車・旅行・食べ歩きなど。オフの時間帯はだいたい家族サービスとブログ作成に奮闘。

twitterはこちら( @ciaonpam

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