夫婦のあいだで、こんな状況ってよく経験しませんか?
子育てをしているとお互いにイライラが募ってケンカに発展なんてことは珍しい話ではありません。
決して、ケンカがいけないことなのではなく、そのあとで子供に八つ当たりしてしまったり、口喧嘩を越えて手が出てしまったり、パートナーとの仲が修復できなくなってしまっては元も子もない話だということです。
またケンカばかりでは、子どもにかけてしまう心的負担も相当なものでしょう。
実際にどんなことに気をつければいいものなのかを考えてみました。
もちろん人によって違いがありますので参考程度にお読みください。
なぜ旦那に対してイライラ感情を抱いてしまうのか?
人によってイライラの度合いや起こる原因はさまざまだと言えます。
仮に同じことをされたとしてもイライラの度合いは大きく異なるもの。まったくイライラしないといった素晴らしい人格の持ち主はそんなに多くないはずです。
世間では、妻から夫に対してイラつくケースが多いとよく聞きます。
アンケートの中で「ほとんどない」と答えた人は、全体の10%に過ぎません。結果的には、残念ながら世間のほとんどの夫がイラつかれているということになります。
一方で夫は、妻の取る態度に対してイラつくことが多いようです。そもそもイライラの原因というか本質が違うので、同じように捉え、双方が同じ方法で解決することは難しいのです。
妻のイライラは夫が協力的でないことが原因。
夫のイライラはイラついた妻のとる態度が原因。
短気で理不尽に怒ってくる人を除いて、結局のところイライラの根本は、家事・育児にあるのです。
・家事や育児に対して夫からの協力が少なく、もっと助けて欲しいと思っている
・子育てに追われて、自分の自由な時間が取れない
・家事育児と会社での仕事は同価値だと思っているが、正当な評価をされていない
・家事や育児だけでも体力的にしんどく、少しでも休息が欲しい
考え方のギャップを夫が理解しているかどうかは別にして、本人がそう感じてしまった時点でイライラは溜まっていく一方なのです。
イライラ感情に陥ってしまったときに注意すべきこと
イライラ感情に陥ってしまうことは誰にだってあるもの、ただしお互いにいいことなんてありません。
・相手に対して当たりが強くなってしまうため、お互いの関係が険悪になる
・物に当たってしまう
・イライラのあまり手が出てしまう
・エネルギーが違う方向に向いてしまう
・子どもに対する精神的な悪影響
冷静な判断ができなくなることで、間違った方向に進んでしまいがち。
最悪なのは、お互いに冷静な判断ができなくなってしまい、夫婦で間違った答えに着地してしまうことです。単純に、その物事を避けるためだけの結論を出してしまいがちなのです。
だからこそ、いかに早くクールダウンができるかということと、間違ったことをしたのであれば人のせいにせずに素直に謝ることができるかがキーポイントになります。
クールダウンするためにも、「ひとり時間」を上手くつくることも有効的なのです。
【本記事のまとめ】イライラが支配するときほど距離を置いてみるのがベスト
自分よりもパートナーに非があると自分で思っているなかで、そのイライラを抑えなさいと言っても現実的には難しいもの。そんなときには一度、距離を置いてみることをオススメします。遠くから冷静になって見ることでまた違った景色が見えるものです。
とはいえ、家事や育児から適度に離れるためにはパートナーの協力があってこそ成り立つもの。結局はだれかの助けが必要になるということです。
自分だけが苦労をしているように感じるとついついパートナーからの協力が「ゼロ」だと思ってしまいがちです。誰の協力もなしに、すべてのことを自分だけで行っているように考えがちですが、実際は勘違いであることが多いものです。
できるだけ冷静に、熱くなってしまったとしてもなるべく早いうちに冷静になることができるように意識することをおすすめします。
自分の時間を優先することが難しい場合は、お互いに自分のことを優先できる時間をパートナーとそれぞれ取るようにすれば少しイライラ度合いも変わってくるでしょう。
でもイライラがゼロになったとしても、それは一時的。
また時間が経てば、イライラはふたたび溜まっていくものです。
イライラをゼロにすることは難しく、現実的ではないため、うまくイライラと付き合っていけるような思考の変化が必要になります。
家事も子育ても長丁場、定期的にストレスを抜くことが大切です。